お菓子作りの基礎

チョコレートのテンパリング方法をわかりやすく解説!温度が大事です!

2月といえば、、バレンタイン!!
バレンタインといえば、、チョコレート!!

好きな人や友達にあげるためにチョコ作りに挑戦してみたことが
あるのではないでしょうか??

チョコレートを扱うのに欠かせないのがテンパリング!!

テンパリングって聞くと

よくわからんし
難しそう、めんどくさそう!!

って思いませんか??

私は思ってました。笑

今回は

・テンパリングの種類と方法
・テンパリングの温度
・失敗例と失敗しないコツ
・失敗してしまった時

についてお伝えします!

では、詳しくみていきましょう!!

テンパリングの種類と方法

テンパリングの方法は3種類あります!

・タブリール法
・フレーク法
・水冷法

家でするには水冷法がやりやすいと思います!

チョコが少ないとやりづらいので
最低でも200gのチョコを使ってテンパリングしましょう!

ここではスイートチョコレートの温度で説明していきます。

タブリール法

溶かしたチョコレートを大理石に広げて、温度を下げる方法です。

チョコレートを湯煎で約50℃に溶かし、そのうちの2/3ぐらいを大理石に広げます。

広げながら28℃に温度を下げます。

もとのチョコレートに戻して31〜32℃にします。

これを家でするのはなかなかハードルが高いと思います。

専門学生だった時に授業でしたことがありますが、、
台は汚れるし、大理石に流したチョコが作業着について汚れるし、で大変でしたね。
これは個人の問題だと思いますが、、笑

フレーク法

溶かしたチョコレートに刻んだチョコレートを混ぜて温度を下げる方法です。

チョコレートを湯煎で約50℃に溶かします。

細かく刻んだチョコレートを入れて混ぜ、31〜32℃にします。

フレーク法は他の2つと違い、温度を上げて、下げて、上げてではなく
温度を下げるのみです!

 

なぜ??

チョコレートの温度を下げて31〜32℃に近づけます。
最後の刻んだチョコレートが溶けるときに固形のチョコレートのカカオバターは
安定した結晶のV型です。そのV型の結晶が核となり、溶けているチョコレートも
V型になるように導いていくのです。

結晶の話はこちら!!

http://okashinomiti.com/sweets-cooking-base/chocolate-tempering-purpose/

水冷法

溶かしたチョコレートを水を使って温度を下げる方法です。

量が少なくてもやりやすい方法なのでお家でやるならこれがいいと思います!

チョコレートを湯煎で約50℃に溶かします。

ボウルに水を当てて、混ぜながら28℃まで下げます。

湯煎で31〜32℃に温めます。

 

テンパリングが出来たからといって放置していたら温度が下がってしまいます!
たまに湯煎をして全体を混ぜて、31〜32℃を保ちましょう。
小さめのボウルを使うと熱が逃げにくいので良いです◎

 

テンパリングの温度

テンパリングの温度はチョコレートの種類によって違います!

チョコレートの種類  溶かす温度    下げる温度   保温温度

スイートチョコ   50〜55℃   27〜28℃   31〜32℃
ミルクチョコ    45〜50℃   26〜28℃  29〜31℃
ホワイトチョコ   40〜45℃   26〜27℃  28〜30℃

メーカーや製品によって多少温度は異なるらしいです!

失敗例と失敗しないコツ

これを読んで失敗しないように頑張ろう♪

チョコを溶かす時に分離してしまった

直火にかけたり高温でチョコを溶かしてしまうと分離してしますので
湯煎でゆっくり加熱して溶かさなければいけません。

ちなみに高温でチョコを溶かすと、、
固まりづらくなるんだって!

チョコレートが固まってしまった

湯煎の水が入ったのが原因です!
なので使うボウルの大きさには注意しましょう!

チョコが固まった時に白い模様ができた

3つの理由があります!

①テンパリングの温度調節が出来ていなかった
②出来たチョコレートの保存温度を間違えた
(例)暖かい場所に置いてチョコが溶けてしまい、テンパリングが外れた
③温度差が激しいところに置いて結露が起きてチョコに水滴がついてしまった

直射日光が当たらない、温度15〜18℃の場所で
保存するといいですよ!

ガナッシュなどにうまくチョコがけが出来なかった

上掛けされるものの温度が適切ではなかった。

20℃前後がいいです!
冷たすぎると内側から急激に冷えて艶が出ません!

型に流すときも温度に注意!25℃ぐらいにしておきましょう!

冷蔵庫から出したてはだめです!

失敗してしまった時

ブルームが出ても大丈夫!
テンパリングを失敗しただけなら
もう一度溶かしてテンパリングし直せます!!

 

しかし

水が入ってしまった、高温で溶かして固まらなくなった
分離してしまったチョコは

再びテンパリングできません!!

なので、、

ホットチョコレートにする
チョコ味のマフィンや、ガトーショコラなどにアレンジする

など他の方法で使いましょう!!

まとめ

チョコレートは温度が大事です!

それは

チョコレート自身の温度
使う器具の温度
部屋の温度
出来たチョコの保存温度、、

繊細ということを忘れずに丁寧に扱いましょう!