お菓子作りの基礎

メレンゲが泡立たない原因とは?成功のコツ、失敗した時の対処法!!

お菓子作りに出てくるメレンゲ!
例えばシフォンケーキとか!

 

そんなメレンゲを作るときに

しっかり混ぜて泡立ててるのに
全然泡立ってくれない〜なんで〜

ってなったことはありませんか??

 

ただ泡立てたらいいだけやんって思うかもしれませんが
なかなか奥が深いのです、、!!

 

今回はそんなメレンゲについて

・そもそもなんで泡立つの?
・泡立たない原因
・キメの細かいメレンゲの作り方
・失敗した時の対処法

こちらをお伝えします!

さあ!詳しくみていきましょう!!

そもそもなんで泡立つの?

卵白は「気泡性」という泡立ちやすい性質と、
「気泡の安定性」という泡立った気泡をそのままの形で保つ性質
持っているのです!

へ〜卵白にはそんな性質があったんだね!

泡立たない原因

一生懸命泡立てても、なかなか泡立たない、、、

そんなときはちゃんと原因があるのです!!

卵白に卵黄が入ってしまった

卵黄と卵白を分けるときに卵黄が割れてしまって
卵白の方に少し卵黄が入ってしまった!

まあ少しやからいっか!

っとそのまま泡立ててしまうと泡立ちません!!

 

なぜなら卵黄は成分の1/3が脂質です。
この脂質が卵の気泡を壊してしまいます!

またボウルや泡立てるホイッパーに
油分などがついていても同じことなので気をつけましょう!!

最初に砂糖をいっきに入れてしまった

メレンゲを立てるときには必ず砂糖を入れます。

なぜなら、、
砂糖を入れることによってメレンゲのキメを細かくし、
出来た気泡を安定させる効果を持っているからです!

 

しかし最初から全てを入れてしまうと、、

卵白の粘りが強くなり
泡立ちにくくなってしまうので必ず数回に分けて入れましょう!

古い卵を使ってしまった

卵白はドロッとしていて粘りのある濃厚卵白

さらっと液体状の水様卵白に分かれています。

 

鮮度がいい卵ほど濃厚卵白は多いです。

鮮度のいい卵白を使うと粘りが強いので気泡の安定性が高まって
壊れにくい気泡になります。

しかし粘りが強い分、泡立てるのに強い力が必要です。

キメの細かいメレンゲの作り方

ホイッパーを横に動かして卵白のコシを切るイメージで混ぜる

 

コシが切れたら、全体的に空気を含ませるように泡立てる。

ボウルをななめにして片方だけで混ぜると混ぜやすいよ!

 

混ぜていてホイッパーを少し上げて形が残るぐらいであれば
1回目の砂糖を入れる

 

砂糖をなじませてから泡立てて、
持ち上げてツノがフニャッとなるぐらいになったら
2回目の砂糖を入れる。

 

なじませて泡立てて3回目の砂糖を入れる。

泡立てて持ち上げた時にツノが立ったらOK!

ハンドミキサーがあるのなら
ハンドミキサーを使った方が泡立てが楽です!

・卵黄などの油脂は入れない!
・砂糖は3回ぐらいに分けて入れる
・古い卵は使わない
・冷蔵庫から出したての冷たい卵白を使う

 

失敗した時の対処法

失敗してしまうと、いくら頑張っても泡立ちません、、、

でも捨てるのはもったいないよー!!

そんなときは!違うお菓子に変えちゃいましょう!

今回はラングドシャを作ってみましょう!

※本当は泡立ててない卵白を使う菓子です。

ラングドシャのレシピ

◎材料
バター
砂糖
卵白
薄力粉

1:1:1:1の量を準備するだけ!

 

◎作り方
オーブンを180度に予熱しておく

バターをクリーム状にして砂糖を少しずつ加えて混ぜる

 

よくほぐした卵白を少しずつ加えて混ぜる

バターが冷えないように卵白は常温にしておこう!
もし分離しそうになったら薄力粉を少し加えるといいよ!

 

薄力粉を加えてなめらかになるまで混ぜる。

 

プレートにクッキングシートを敷き、生地をスプーンでのせていくか
絞り袋で絞る

 

180度のオーブンで12〜15分焼く

まとめ

今回はメレンゲについてでした。

ただただ泡立てるだけやから簡単やん!

ってわけにはいかないんですよね!

きめ細かいメレンゲを作るために
4つのポイントをしっかり覚えておこう!

お菓子作りは深いですね〜!
そして、おもしろいですね〜!